大磯老茶場を訪れ、ゆったりと「茶味時光」と名付ける旅を始めましょう。1926年に日本人によって角板山工場が建造され、これは大磯茶場の前身となりました。それ以来大磯の製茶業の栄光の歴史が始まり、当時の「紅茶界の新貴族」とも言える存在となりました。しかし、1956年に発生した火災により茶場はほとんど全焼、2010年から台湾農林株式会社が改めて復興事業を始め、この沈潜半世紀もの茶の風情を、新たなデザインと伝統との融合で、世の中に再び蘇らせることが可能となりました。
大磯老茶場の外観はインドのダージリン茶場をモデルに設計され、内部空間は台湾と日本の文化が混在し、非常に多様な文化を備えています。青色を建物の主色调とし、窓枠や梁柱、シェルフの形状、壁面、アート作品など、目立たない青色は、このレンガ造とヒノキの屋構を組み合わせた製茶工場において、非常に自然に調整されています。この「大磯ブルー」によって、時を超えて練り上げられた穏やかな美しさと、古き時代の製茶機器は、禅の風情に満ちた茶の物語を落ち着いて紡ぎ続けています。
茶の香りを味わい、人間文化を感じ取ることができます。茶場のどこにいても心が酔わずにはいられないのです。静かな水池の辺りを歩き、都会の喧騒から逃れた一息を味わいながら;百枚を超える茶ブロックを集めたプーアル茶の牆に触れて、一口飲み、時の香りを享受;「読書エリア」にリラックスを過ごしてみて、文字の中で時間を忘れ;「茶書茶室」に友人と坐し、気軽な日常のお茶を一緒に楽しんでみるとか。忘れてはいけないのが、落書きノートに絵を描き、この短い旅の素晴らしい記録を残すことなのです。
自然に合っていることは、大磯老茶場が変わらず遵守している運営の原則であり、製造過程では一切農薬を添加しません。安心で自然な飲食を推進しており、すべての商品はSGS検査機関に合格しています。毎月予約のうえで自然素材のビュッフェランチを提供しており、15品目の地元の旬素材と茶の香りが融合され、口当たりは純粙で、味わいは上品で爽やかです。味覚もこの優雅で繊細な茶文化を楽しみ、また日常的に提供しているセットメニューも、極めてシンプルながらも繰り返して味わいたくなる食文化を味わうことができます。