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阿宗麵線

2019-08-30
+886-2-23888808
台北市萬華區峨眉街8-1號
西門町の峨眉街に来れば、必ず奇妙な光景を目にする。人々が皆、緑の器を手に、大通りで立ったまま食べているのだ。大人も子供も同じで、立ち食いである。どうやらこれが有名な「阿宗麺線」で、今や西門町の名物のひとつになっている。 1975年に創業し、大腸(豚の大腸)入りの麺線を売る。店舗はあるが座席はなく、客は器を片手に熱い麺線を持ち、立ったりしゃがんだりして食べる。これが独特の風景となっている。阿宗麺線の美味しさは、麺線が柔らかくてつるりとしていること、大腸が香ばしくて弾力があり、自家製の唐辛子を加えると汗ばむほど熱い麺線は、立って食べるからこそ痛快なのだ。 つるりとした麺線に、煮込んでQQな大腸を合わせ、カツオ節・メンマなどで炊き上げたスープ。食べる際には香菜や九層塔を振りかけ、にんにくのすりおろしと少量の黒酢をかける。スープはほのかに甘酸っぱく、喉越しが良く、QQな大腸は歯ごたえと煮汁の香りがあって、つい次の器へと手が伸びてしまう。 人混みは多いが、長蛇の列はほとんど見られない。シンプルで効率的なサービスフローが、大小の器を選ぶところから、器を取り、麺線をすくい、客に渡し、会計まで一連で行われ、わずか15秒。客はすぐに熱々の阿宗麺線を味わえる。西門町の老舗として、これほど長く君臨できるのも頷ける。
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