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円通禅寺(円通寺)

2025-09-24
886-2-22472350
新北市中和區圓通路367巷64號
新北市中和区にある円通禅寺は民国15年に創建され、完成までに51年を要した。民国13年、妙清尼師が新竹から中和へと移り、道場建立の志を抱いた。2年がかりで土地を探し回った末、現在地から五股の観音山を遠望し、その気宇の壮大さに心を打たれ、民国15年に建設を開始した。初めに功德堂を建て、ついで地ならしを行い、山の石を積み上げて壁とし、砕石と砂土を混ぜたコンクリートを建材とした。数十年を経て、大雄宝殿が完成。長年の労苦がたたり、妙清尼師は民国44年に入寂し、享年55歳。 第二世住職・達禅尼師は民国65年に入寂。第三世住職・達精尼師と主任委員・達聖法師が共同で未完の工事を計画し、建設を継続。民国66年に完成し、同年落成式を挙行した。円通寺の建設は計51年を要し、二代にわたる三住職を経てこの道場が完成したのは誠に容易ならざることであった。 第四世住職・如慧法師は民国42年に妙清法師に剃度を受け出家し、中国仏教三蔵学院を卒業。仏道のかたわら、書画に長じていた。師の遺志を継ぎ、仏教学の研究専用の経書館を建てるため、民国71年に円通寺図書館を完成させた。 現住職・性宏法師は民国105年(西暦2016年)に昇座した。円通禅寺は純粋な仏教建築様式を採用し、山の石と砂土を建材として活用し、山に寄り添う石の寺院を周囲と見事に調和させ、荘厳な気宇を兼ね備えている。寺院の入り口の左右には巨大な獅子と象の石彫が一対ずつ立ち、荘厳な雰囲気を醸している。山門をくぐり、石段を上ると円通寺の本堂が見えてくる。長期にわたる建設のため、興築の過程で多様な様式が融合され、基本的に唐風の造りながらもやや日本風の味わいを帯び、台湾の歴史と人文を反映している。
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