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淡水第一漁港のそばに、長年放置され60年の歳月を経た旧油庫機房が、2007年2月14日、白い壁と緑の窓枠を持つ「淡水漁業生活文化影像館」に生まれ変わった。門前には緑色のレトロな大きなポストが立ち、館内の壁には当時の漁船への給油用だった赤い旧式の給油ポンプがそのまま残され、館内には白黒の淡水風景ポストカードが多く展示されている。これは館長の阿忠哥が長年撮影し続けた作品で、淡水への深い愛情を一枚の写真に込めたものだ。館外には淡水八景の一つ「漁港影堤」の風景が広がる。 阿忠哥は淡水の美を世界に伝えるため、20年以上前からカメラを担いで街のあちこちを歩き、小さな町の移り変わりを写真に記録してきた。漁師や漁業、川と海の風景を、物語を綴るような気持ちで撮影してきた。そして長年撮りためた白黒写真をポストカードにして販売し、漁文館を訪れた旅人が、大切な人への想いを綴った手紙を書くことを歓迎している。ポストカードを通じて、淡水の美しい風景が世界へと届けられる。