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淡水文化園区-シェル倉庫

2022-06-14
886-2-26221928
新北市淡水區鼻頭街22號
淡水捷運站周辺はかつて「鼻仔頭(びがしら)」と呼ばれていた。淡水港が開港されると、洋館や外国商館が立ち並び、五大洋行である宝順、徳記、水陸、和記、怡記洋行のほか、嘉士洋行もその仲間に加わった。現在の鼻頭街22号に位置するシェル(Shell)社の石油貯蔵倉庫およびタンクは、「英商嘉士洋行倉庫」が前身であり、現在は「淡水文化基金会」と「淡水社区大学」の用地となっている。 同治元年(1862年)、淡水税関が正式に開設され、淡水港は急速に北台湾最大の港となり、台湾全体の貿易量の6割以上を占めるようになった。輸出品目は茶、石炭、樟脳が中心だった。特に有名なのが英商宝順洋行の住宅およびシェル社の貯油タンク倉庫である。 百年後、ほとんどの洋行や倉庫は姿を消したが、シェル倉庫は所有権の絡みから保存され、淡水河岸景観を守る運動の中で歴史的建造物として指定された。これは淡水港が開港した黄金時代の重要な証左である。現在は市定古跡となっている。 新北市市定古跡である「旧英商嘉士洋行倉庫(淡水シェル倉庫)」は、4つの大型倉庫、3つの小型建物、タンク跡、およそ4,000坪の敷地面積を有し、淡水港の開港、日本の台湾統治、第二次世界大戦中の米軍による台湾空襲などの重要な歴史的瞬間を目撃してきた。北台湾で数少なく残る洋行倉庫であり、台湾でも珍しい産業遺跡の古跡である。
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