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淡水海関埠頭園區

2025-09-23
886-2-26231001
新北市淡水區中正路259號
中正路にある税関埠頭は、清の時代、1858年(咸豊八年)の天津条約と1860年(咸豐十年)の北京条約により、台湾全体で極めて重要な港湾となり、貿易史において非常に大きな地位を占めた。当時の港務局埠頭とイギリス領事館の船庫がここに設けられ、中国政府は後にイギリス人のホレーショ・N・レイ(Horatio N. Lay)を「総税務司」として正式に招聘し、税関の管理権は外国人に移譲された。これは清末に列強が北台湾を侵略した重要な歴史的証拠である。 淡水税関埠頭園区内には、洋館と日治時代に建てられた2棟の「港務倉庫」があり、現在は市定古蹟となっている。河岸遊歩道からは全長約150メートルの重力式岸壁構造の淡水税関埠頭をはっきりと見ることができ、岸壁表面はすべて硬石で、内部に玉石を詰めた石材で造られており、潮の浸食を防ぐためである。当時の石材は主に観音石と唭哩岸石が使われており、「繋船石」や船の積み卸し用の「登船口」といった埠頭の景観が残る。現在は海軍の駐屯埠頭として、軍用施設区域に属しており、この清朝時代の遺跡を遠くから眺めると、百年前の港の賑やかさを偲ばせる。 現在は自転車を引いて園区内を巡ることができ、園区内には「鉄馬元気駅(自転車レストステーション)」が整備され、休憩、簡易修理、案内・ガイドなどのサービスを提供している。景観の面では視界が良く、園区内の河畔から関渡大橋を遠望できるだけでなく、淡水河口の夕日の美しい景色も一望できる。近くには、淡水の風景ポストカードが多数展示されている「淡水漁業生活文化影像館」や、山と海の景観や夕日の美しさを楽しめる景観カフェがあり、見学や休憩ができる。
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