文山茶区は四方を山に囲まれた独特の地理的座標に恵まれ、四季がはっきりし、年中湿潤で涼しい気候、豊富な雨量、肥沃な土壌を有し、茶樹の栽培に最適な環境を備えている。現在の総茶園面積は1390ヘクタールを超え、青心ウーロンなどの良質な品種を栽培している。ここで生産される包種茶は品質が優れ、年間生産量は約110万キログラムに達し、「茶の宝石」との評判を得ている。
名高い文山包種茶は柔らかい茶葉を原料とし、葉はしっかりと撚られた棒状で、先端が自然に丸まり、若い枝が連なっている。葉の色は鮮やかな漆黒の緑、茶湯は蜜色の緑で黄金色の輝きを帯び、澄みきって透明。味わいは濃厚で芳醇、甘く滑らかで、のどに心地よく残る余韻が特徴。香りが高いほど品質が優れる。(新北市農会文山茶プロモーションセンター)