一星取得を果たした四維路にあるミシュランの一星レストラン、MUMEはオープンから3年が経ち、料理長のリン・チュエン(Richie)は台湾産食材の発掘に尽力しており、料理で使用される食材は9割が台湾から調達され、店内ではフラワーレシピも大胆に取り入れられている。新派な欧風格の料理である。固定メニューがあるが、毎日の仕入れが異なるため同一の料理名でも食材の内容は少しずつ異なり変化する。例えば有名なMUMEサラダは30種類の台湾産の季節野菜から作られ、毎日の構成食材も頻繁に変化し、新鮮な当日仕入れの魚料理も当日調理している。料理は個別で選べるオーダー形式、価格は150~1380円に設定されており決して高くはなくて、盛り付けに関しては北欧スタイルに近づけており洗練的かつ自然体で、全体的な雰囲気はとてもリラックスしやすい落ち着いた空間になっている。ミシュランの星を獲得するだけでなく、MUMEはアジア50のベストレストラン(オールドの映画アカデミー賞と同様の称号)で二度受賞しており、昨年は43位で、今年は名次が大きく躍進して18位に立ち、今年は順位があがる中で最も順位を急上昇したレストランでもある。